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CROSS VISION #2

ボーダーのない社会を目指して。
家族のような人付き合い。

特定非営利活動法人あおぞら

新潟県内で5つの多機能型障がい者就労支援施設を運営する「特定非営利活動法人あおぞら」。当事務所では、法人立ち上げ前から経理業務のサポートを始め、現在は当事務所の五十嵐實が副理事長として運営面のアドバイスや支援にも尽力しています。

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特定非営利活動法人あおぞら 理事長
本多 佳美
五十嵐経理事務所
五十嵐 實

初めの一歩から伴走支援

本多

特定非営利活動法人あおぞら(以下、あおぞら)は、「障がいの有無に関わらず、誰もが当たり前のように働き、暮らすことができる。青空のようにボーダーのない地域社会を作りたい」という思いで立ち上げました。亡くなった前理事長の近藤と五十嵐さんがお知り合いだったことをきっかけに、2003年に無認可の小規模作業所を始めたときから伴走していただいています。もう21年になりますね。

五十嵐

経理業務や給与計算などの会計上の細かなサポートをベースに、理念をまとめるお手伝いや職員向けワークショップの企画をはじめ、副理事長として運営に関する補助にも携わってきました。鼓童による太鼓ワークショップを実施するなど、当事務所がハブとなって有機的な繋がりが増えるように日々模索しながら業務に当たっています。

本多

太鼓をみんなで叩くワークショップは利用者も職員も大盛り上がりの人気企画で、年に一度お世話になっています。事業を続けられているのは、いろんな方を繋いでいただき、支えてもらっているおかげです。

経理業務に関しても、数字が変動している理由を当法人の状況や制度の変化と絡めて説明してくださるので非常に分かりやすい。常に私たちと同じ方向を向いてくれているなと感じます。

五十嵐

あおぞらが目指す地域社会の姿は、当事務所が大切にしている「組織の力を社会の力へ」とも重なる部分があると思っています。経理のサポートにとどまらず、共に成長していけるような関係性だなと感じていますよ。

共に描いた「あおぞら村構想」

本多

一番印象深いのは、法人化のタイミングです。前理事長の近藤も含めて三人で、大きな用紙に「こんな事業がしたい」「そうするとこんな人たちと繋がりそうだね」なんて、思いつく限りの未来への希望や展望を書き出しながら、時間を忘れて話し合いましたよね。今も、あの日語り合った未来の延長線上を歩んでいます。

五十嵐

私は生き物が好きで保護活動にも取り組んでいますが、どんな生き物でも生まれてきたからにはその生き物だけが持っている可能性があると感じています。それは障がいがあっても同じことです。その可能性を発揮できるような生き方が一番幸せだなと思います。

近年ようやく、障がいを持つ方々も持っている力を発揮できるようにしていこうと社会が動き始めました。そのためには働くことが重要になってくると思いますが、あおぞらでは「あおぞら村構想」という大きなビジョンを掲げているんですよね。

本多

そうですね。今は働く場づくりを中心に活動していますが、ゆくゆくは生活の拠点づくりにも携わりたいです。いわゆるグループホームですが、阿賀野の森の中に作りたいなと考えています。働く場所と暮らす場所、そして地域と関わり合いながら遊び、学ぶことのできる場所。そんな共同生活の場を作って、最期まで「あおぞら大家族」として生きていけたらいいなと思っています。

五十嵐

人間は自然の一部なので、自然の中でずっと暮らしていくために持続可能な形で関わるにはどうすればいいのか。その中で、どう働く役割を見出して価値を作っていくのかに私は興味がありますね。

家族のように頼れる存在

本多

五十嵐さんがよく言っている「無理して何かを目指すより、より良くなることを自分らしく考えていこう」という言葉が、あおぞららしくて気に入っています。組織を大きくしようとするのではなくて、より良くすることで多くの人が集まってきてくれる場所にしていきたいですね。

五十嵐

あおぞらのベースにあるのは「障がい者のため」ですけれど、誰しも障がいを持つ可能性があるわけですから、実は自分のためでもあると思っているんです。あおぞらが社会に認められ、そこに暮らす人たちが幸せになるために、私たちがお役に立てることを引き続き探していきます。

本多

利用者も含めて10人で立ち上げた当初は、こんなに大きくなるとは思いませんでした。この拡大は五十嵐経理事務所のサポートがあってこそです。本音で話し合う場をたくさん設けていただき、さまざまな悩みを相談させてもらえたからだと思います。

五十嵐さんは家族のように何の遠慮もなく頼れる存在。私だけでなく職員も仲良くさせてもらっているので、みんなのお父さんです(笑)。

五十嵐

そういう風に言われると、面白い関係ですね。自分の知識とか技術を自分が推している組織に生かしてもらえるのがうれしくて、私からすると推し活みたいなもの(笑)。

当事務所は、組織の中に飛び込んで一緒に成長していける関係づくりを大切にしています。これからもお互いに好きになれるクライアントが増えていったらうれしいですね。

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